旅とElmar&Hektor

ノコギリやナタなどの刃物と焚き火の田舎暮らしに憧れて、11年前に東京から新潟県の豪雪地帯に移住しました。ブログでは日々の生活を中心に刃物などの道具や好きな写真、旅行のことなどを不定期に書いています。

ヤフオクも油断ならない

川越

この2つの仕上げ砥石はもう10年くらい前にヤフオクで手に入れたもの。上が幅55ミリ、長さ160ミリ、厚さ25ミリで、下が幅66ミリ、長さ190ミリ、厚さ17ミリの立派なもの。見ての通り傷も全くなくて、仕上げ砥石として申し分ない性能。


別々の出品者から落札したもので、どちらも古い廃業した職人からもらい受けたものを 長いこと使わずに持っていたらしい。で、出品当時の写真が以下に出す物。


光の具合が違う事もあるけど、下の写真は中央がすり減っているし、上のものは色も良くないし、普通は手を出さないものかもしれない。でも砥石の裏を見ると上の砥石は古いハツリの跡が付いているし、下の砥石には層に沿って綺麗に割ったもの。どちらもサイドの切削跡は丸鋸で切り出したものではなく、手でノコギリを引いて切り出したものだ。これから想像すると新しくて昭和初期、古ければさらに昔のもののように見えた。古い職人からという話も間違いじゃなさそうだ。


このはつりとノコギリの跡を見て興味が湧いた。ほとんどライバルもなく、確か2千円程度の落札価格だったと思う。どちらも手元に届いて面出しをすると、非常に目が細かく紛れもない仕上げ砥石。


残念ながら自分には産地がわかるほどの知識がないけど、どちらも京都のもののように感じる。どちらも非常に硬く水を吸わないし、不純物もなく傷もないので安心して仕上げで使える。下のものは表面に模様があるけど、全く当たる事もない。仕上げ砥石としては相当いいもので、職人さんが大事に使っていたのかもしれないと感じる。


仕上げ砥石でこの厚さがあるとまず1人では消費できない。2人、3人と受け継いでそれでも使えなくなるほど薄くなるかどうか。当然私が使う程度では5ミリも減らすことはできないだろう。今のところは請負の三徳包丁などの仕上げに使っているけど、安く手に入れたとはいえ、これも手放すことが考えられない大事な砥石達だ。最近はヤフオクを覗く事もないけど、稀にこういう当たりが見つかるからヤフオクは油断ならない。

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